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拡大教科書 経過とデジタルデータ講習会
私が拡大写本ボランティア活動を始めてから、今年で丸16年が経ちます。
初めの頃は全くのプライベートサービス。
弱視のお子さんをお持ちの保護者からの依頼だったり、学校の担任からの紹介だったりで、拡大本を利用されるご本人とはお顔なじみでした。。。
どんなに忙しくても、あの子のために・・・と一生懸命拡大教科書や読み物、ときには漫画などを製作したものでした。。。
でも、、、私たちボランティアが作った拡大教科書は、文部科学省からは教科書とは認めてもらえず、(検定教科書は無償提供されているので)費用の全ては保護者負担でした。

小さな文字だから全然読めない、或いは読みにくい検定教科書では勉強できず、授業が楽しくないことは想像に難くありません。
で、利用者(弱視者、その保護者など)たちが(小さいながらも)声を上げたのでした。
随分経ってから、利用者、ボランティア、拡大本を製作している某会社が文部科学省の役人や国会議員を交えて話し合いをする場が設けられるようになりました。
参議院議員会館での会合が何回ももたれましたが、私たちが要望している通りにはなかなかならず、ヤキモキすること数年。。。

が、7年前に突如、文部科学省から拡大教科書を検定教科書と認め、利用者には無償提供する、、、との通達が届きました。
教科書の著作権も、拡大教科書については問題視しないと・・・。

が、検定教科書と認め、利用者に無償提供するということは、晴眼者の子どもたちが使用する検定教科書 or 拡大教科書かを選ばなければならなくなり、拡大教科書を選んだ子どもは、自分たちで買わない限り検定教科書を手にすることが出来ないという事態になったのでした。。。



また同時に、全国にある小中学校宛に同じような通達が出されたので、今までのように保護者からではなく、弱視の子どもたちが通学している学校から、ボランティアグループに多くの依頼が殺到するようになりました。
文部科学省との契約、各学校との契約、教育委員会との連絡など初めてのことばかり、、、家庭にまで電話がかかってくるなど、それは役人ではない普通の主婦が行う事務能力をはるかに超えた作業量で、それに携わるボランティア仲間の健康を真に心配するほどでした。

学校からの依頼ということになると、利用する子どもたちの顔は見えず、ただ学校からの依頼で製作するようになってしまったのは残念としか言いようがありません。
が、教科書会社が大きな文字の教科書を作らない限り、私たちボランティアが製作するより他はなく、授業で喜んで使ってくれているだろうと想像しながら拡大教科書を製作しています。
が、ボランティアの数は限られ、全国に58ある拡大グループが供給できる量は、需要量に見合っていないのが現実であり、文科省が無償提供すると言っているにもかかわらず、拡大教科書を手に出来ない弱視の子どもたちは多いのです。。。




前置きがメチャクチャ長くなりました<(_ _)>

こうした事態が文科省にもようやく伝わったようで、各教科書会社に拡大教科書製作の要望が出されました。
あくまでも要望らしいです・・・。
ボランティアサイドの大変さも伝わり、教科書会社からボランティアグループにデータを提供することが義務づけされたようです。
で、昨年辺りからデータが提供されるようになりました。

が、ここで問題!!
提供されたデータはPDF形式のデジタルデータであるために、一般家庭のPCでは加工が非常に難しいことが分かりました。
文章だけ、画像だけ、表やグラフだけ、、、と別々に、普通の主婦が加工しやすい形で提供してほしいと要望を出し続けた結果、この度、以前のよりはマシなデータが届きました。
モチロン、この扱いは厳重で、ボランティア以外に流出しないよう、厳重管理下に置かれています。

私もPCで一字一字打ち込むよりはデジタルデータを使う方が楽で、文章だけならわりと簡単に加工できるようになりました。
が、挿絵や吹き出しなど画像に関してはやはり難しく、これを使いこなすのには相当の技量と時間がかかること間違がないし、場合によっては、市販のソフトが必要になるかもしれません。。。
教科書を切り貼りする方が余程早いし、色は綺麗ですね。


既にデジタルデータを使いこなしているグループ、ようやく使おうかと模索しているグループなど、ボランティアグループの技量はさまざま!
そこで、先週の土曜日、社会貢献事業で表彰された富士○ロックスが音頭をとって、拡大ボランティアへの情報提供と交流・意見交換の場として「教科書デジタルデータ講習会」が開催されたのでした。
日時をずらして大阪でも開催されますが、東京会場に参加したボランティアは北は福島県から南は福岡県までの120余名。
むんむんした熱気の中、3時間以上にわたって講習会が続きました。



教科書会社も文科省からの通達によって、ようやく重い腰を上げ、自分たちで拡大教科書を製作するようです。
ただし、文字の大きさは18ポイント、22ポイント、26ポイントの3種類(>_<)(*_*)(@_@)
18ポイントは5、2棲僉■横殴櫂ぅ鵐箸錬供■賢棲僉■横競櫂ぅ鵐箸錬検■鵜棲僂如決して大きな文字ではありません。
ちなみに検定教科書は、小学3年生で5棲兌紊任后。。
現在私が手がけているのは、10棲僂裡械殴櫂ぅ鵐箸任后
私たちのグループで多いのは、15棲僂諒源ですから、教科書会社が製作しようとしている拡大教科書が、どれだけの弱視の子どもたちのお役に立つのだろうかと心配しています。
23年度中には、検定教科書 対 拡大教科書の割合を8割まで引き上げたいと言うことでしたが・・・。


多くの報告・説明がされました。
充実した講習会であったように思います♪



※間違った記述がありましたら、ご指摘くださいますようお願いいたしますm(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m
| 拡大写本ボランティア | 23:45 | comments(0) | trackbacks(0)
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