光線過敏症。
この名前はよく聞くことがありますが、紫外線に弱い人がなるのだと勘違いしておりました。
アトピー体質だった娘は、社会人になった頃に、皮膚科の先生から紫外線アレルギーと判断されたようで、夏でも薄い長袖を着たりして防御しておりました。
太極拳のお仲間は、一昨年、突然に日光アレルギーと言われ、UVカットしてある長い手袋、長ズボン、マスク、サングラス、帽子、日傘・・・というように、日光を完全シャットアウトしてお稽古に来ていらっしゃいました。
皮膚科医から処方された塗り薬は、もちろん副腎皮質ホルモン剤。
勧められた化粧品はデパートでしか売っていないお高い製品だったようで、私に相談。
私がお勧めしたのはアトピー体質の方でも大丈夫なものでしたので、とても喜んで下さいました。。。
調子がすこぶる良いようで、最近ではお嬢さんにも勧められているとか・・・(笑)
紫外線は夏に限らず、一年中降り注いでいます!!
オゾン層の破壊とともに、紫外線の量は多くなり、A波、B波ともに油断出来ないほどになってしまいました。
今、求められるUVカット剤は・・・SPF50、PA++++
さて、、、この光線過敏症という病気は、
日光アレルギーとも呼ばれ、日光によって引き起こされる免疫反応のシステムだそうです。
最近の事例では、紫外線に弱い人だけがなるのではなく、お薬や化粧品の成分によってもなることが判ってきました。
血圧降下剤、高脂血症薬、糖尿病薬、利尿剤なども・・・。
どうしてこんな記事を書くようになったかというと、
実は、、、先日、母が皮膚科の先生から「光線過敏症」と判断されたからなのです!!
4、5日前、頬がざらざらになったので、皮膚科を受診。
洗顔石鹸と飲み薬を処方されたとか・・・(飲み薬は飲んでしまったので、薬名は判らないと・・・)
その後、自分で作った濃いめの粕汁を飲んだ次の日くらいから、体中が痒くなったそうです。
いくら濃いからと言って、粕汁で蕁麻疹が数日続くと思っているところが、あまりにも悲しいのですが・・・。
降圧剤を処方してもらうために病院に出向いたところ、内科の先生が母の手首をみて、「蕁麻疹が出ているようだから」とロコイドクリームを処方されたそうです。
このロコイドクリームは副腎皮質ホルモン剤、ようはステロイド剤です。。。
ところが蕁麻疹はなかなか治らず、一昨日に電話がありました。
直ぐにお薬手帳をもって皮膚科に行き、恥ずかしがらずに今までの経緯を話すように説得しました。
皮膚科の先生は、母の手と顔、首を見るなり、
「血圧の薬を飲んでいますね」と言われたそうです。。。
血圧の薬で「光線過敏症」になることがあるとご存じだったからで、よく勉強されているなと思いました。
すぐに違う降圧剤に変えてもらう必要があると・・・・。
こんなことがあったので、私も調べたのです!
また、消炎剤として多く用いられている
モーラステープも光線過敏症の原因となるようです。
これはモーラステープに含まれている「
ケトプロフェン」という成分が炎症を引き起こすのだそうです。(※モーラスでなくてもケトプロフェン系の湿布はすべて)痒み、痛み、発熱、酷い場合には全身に湿疹ができ、治りが悪いと色素沈着をして痕が残るんだそう。
今日、私は肩こり用の湿布薬として
ロキソニンテープを処方されましたが、調べてみると、こちらの方は光線過敏症にはなりにくい、と出ていましたから、少しは安心です。
化粧品の中では、紫外線吸収剤として用いられている「
オクトクリエン」も可能性有りと・・・。
紫外線吸収剤よりも紫外線散乱剤の方がお肌には優しいと思います。
★もちろん、これらを使った人が全員 光線過敏症になるわけではなく、体質や使ったときの環境等によって引き起こされるものです。
★母が皮膚科の先生の話を内科の先生に話すと、分厚い本を熱心に読まれて「あぁ、書いてある、書いてある」と納得され、違う降圧剤に変えて下さったそうです。
※この記事を書くに当たって、
そが皮膚科のブログ2013年7月7日の記事を参考にしました。